ニンジン+油(脂質)で栄養吸収率UP

ニンジンに含まれる脂肪分を活用「水から煮る」がポイント。
「皮ごと」「加熱して」「油分と一緒に」食べること。

ニンジンは生で食べると、栄養がほとんど摂取できないどころか、 酵素の働きによって他の野菜のビタミンを破壊してしまうことも懸念されます。

ニンジンは熱を加えると、β-カロテンの吸収率が2倍になる。 つまり、生を細かく切って食べるよりも、ゴロッとした状態で煮たり炒めたりする方が、栄養の吸収率がよくなるそう。

さらに、ニンジンに含まれるビタミンAは脂溶性で、油に溶けるビタミン。 生のニンジンから吸収されるβ-カロテンはたったの8%のところ、少量の油で炒めたり和えたりすると70%も吸収されることから、 「ニンジンは油で炒めるのがベスト」といわれてきました。
※最近はニンジン自身にも微量ではあるが脂肪分が含まれていることが判明

なんとなく油を敬遠している人も多いはず… 油を使わずに水から煮ただけでも、ニンジンそのものに含まれる脂肪分によって、β-カロテンの吸収率が高まるそうですので。 油を加えずに調理も負い目を感じずに挑戦してみてください。カロリーを上げずに済むので嬉しい限りですね。

旨味たっぷりの出汁などで煮るだけで豊富な栄養を丸ごと摂取できるので、 スープやシチュー、カレーなどにニンジンをどんどん加えて、モリモリ食べていきましょう。