ニンジンの生まれ故郷はどこ?

ヒンズークシ山脈。現在のアフガニスタン周辺が原産国とされています。

ヒンズークシ山脈生まれ

ニンジンは、現在のアフガニスタン周辺が原産国とされている。ヒンズークシ山脈で栽培されていたのが始まりと言われている。 その歴史は古く、古代ギリシャではすでに薬用として広く用いられていた。 そこから、ニンジンは2つのルートを通って世界に広がりを見せてきた。

円錐型の西洋系

現在のような円錐型のニンジンが登場したのは、10世紀頃と推定され、その後、ヨーロッパに広がったようです。 そのニンジンを西洋系といいます。

現在のようなオレンジ色のニンジンが登場したのは、17~18世紀頃オランダ。 日本に伝わったのは、江戸時代後期になってからだそうです。

明治以降に普及し、今では日本で流通しているそのほとんどが西洋系ですね。

細長い東洋系

もう1つのルートで広がったのが、東洋系のニンジンは ヒマラヤ山脈を通り、中国、そして日本へと伝来したと言われています。

この東洋系のニンジンで現在、一般的に多く流通しているのが、甘くて美味しい金時にんじん。 特に関西圏での消費が多いニンジンです。