ニンジンの皮側は豊富で中心はスカスカ?

「皮」と呼び、カットしてきた部分は「内鞘(ないしょう)細胞」

部位で違うニンジンの栄養。皮側は豊富だが、中心部はスカスカ!?

ニンジンは緑黄色野菜の代表にも挙げられる野菜。 β-カロテンが豊富に含まれている。 ところが、ニンジン1本の中でも、部位によって含まれる栄養の量が大きく違うことはご存知でしょうか。

実は最も栄養豊富なのが皮側。 逆に、時間が経って葉が伸びると真ん中から葉に栄養分が送られるため、中心にいけばいくほど栄養が抜けていってしまう。

一般的に「皮」と呼び、カットしてきた部分は「内鞘(ないしょう)細胞」といわれるもので、問題なく食べることができるもの。 この細胞には中心部と比べると、β-カロテンは2.5倍、ポリフェノールは4倍という測定結果も出ています。

実際販売されている状態は実はすでに皮がない状態であることも。

土から抜いたばかりで皮を剥かなければならない場合などはできるだけ皮周辺の豊富な栄養を捨てないように(できるのか…) 配慮してみてはいかがでしょうか。

私はそのまま鍋に入れて火を通して食べてしまうといったこともよくします。みなさんそれぞれの美味しい食べ方で効率良い栄養について考えてみると良いでしょう。