ニンジンの皮は、本当は皮じゃありません

ニンジンの表面には「うま味成分」も多く含まれていますので、軽く洗ってそのまま食べるのはおススメです。

スーパーで売っているニンジンを買うとしましょう。 料理をするとき皮をむきますが、実はそれは皮ではなく、細胞(内鞘細胞)の一部といわれています。

ではニンジンに皮が無いのかというと、そうでもありません。出荷される時に、泥とニンジンの薄い皮も一緒に洗い落とされています。 ですから、スーパーに並んでいるニンジンはすでに皮がないということになります。

ニンジンにはカロテンが多く含まれており、体内に吸収されるとビタミンAに変化します。 ニンジン100グラムにつき、1万マイクログラムもカロテンが含まれているといわれています。 そして、そのカロテンはニンジンの内側よりも表面部分に多く含まれています。 ですから、ピーラーなどでニンジンの皮をむくというのは、大切な栄養素を捨てていることになりますよね(注意)

ニンジンの表面には「うま味成分」も多く含まれています。 ですから、ニンジンの食べ方はむやみに栄養を捨てない洗い方をしてそのまま食べることもおススメといえます。 過熱をすることで油脂成分がはたらき、よりニンジンの栄養素を効率的に摂ることもできますので 炒める、茹でるという食べ方ももちろんおすすめです。

食卓では色々な食べ方でニンジンを大活躍させましょう。