編集部 P
洛西で活躍する人にインタビュー!今回はらくさいライフスタイルの西村シェフに色々聞いてみました!
NPO法人らくさいライフスタイルで腕を振るう『料理人』
fuf
西村シェフは、洛西でどんな活動をされているんですか?
シェフ
僕は、NPO法人らくさいライフスタイル(以下:NPO)のスタッフなんです。NPOの立ち上げ時から関わってきました。でもね、「職業は?」と聞かれると、実は『料理人』なんです。洛西高校3年生の頃からフレンチレストランで働いていたんです。なのでNPOでは、大原野の食材を使ったフードを開発したり、大原野の食を巡るツアーガイドなんかもしています。
fuf
なるほど、食や料理を軸にNPO活動をされているんですね。
シェフ
そうなんです。職業は『料理人』。お仕事は『NPO法人らくさいライフスタイルのスタッフ』という、ちょっと普通ではきょとんとされるようなスタイルなんです。自己紹介で「料理人です~」と言うと「えっお店はどこですか?」って聞かれることも多いんですが、実はお店はなくて…(苦笑)。
fuf
??(きょとん)確かに珍しい!イマドキな感じですね。
シェフ
NPOの仕事だけではなくて、ケータリングやお料理教室やレシピ開発などをしているんですよね。洛西だけでなく京都一円で、大学生と一緒に料理イベントをしたり、地域おこしと食についての講義をしたりしています。
fuf
かなり幅広いんですね~。
シェフ
幅は広いんですが、軸は『食』とか『料理』なんですよ。
fuf
では、NPOでの食の仕事といえば?
シェフ
そうですね~。たとえば洛西タカシマヤさんに置かせてもらっている『たけにょんサブレ』も、大原野の『たけのこ』と『しろ菜』を使って開発しました。といっても僕ひとりの力ではなくて、昔からつながりのあるお菓子屋さんにも協力してもらいながらね。パッケージのデザインはNPOの仲間にお願いしました。
fuf
なるほど、中心となって進めたのが西村さんということですね。たけにょんって、西京区のマスコットキャラクターですよね。かわいい!ちなみに『しろ菜』って何ですか?
シェフ
しろ菜って、珍しいですよね。実は関西で昔から作られている野菜なんですが、京都ではあまり栽培されていなくて…。でも大原野には10年くらい前からしろ菜を年中栽培されている農家さんがいて、その方のしろ菜が本当においしいんです!毎月第4土曜日に開催されている『らくさいマルシェ』では、しろ菜のカップケーキを作って販売していますよ。
毎月最終土曜に開催される人気のマルシェ
fuf
らくさいマルシェも最近にぎわっていますよね。
シェフ
らくさいマルシェでは他にも、大原野のナスを使ったポタージュスープを販売したりしています。NPOがマルシェ立ち上げから関わっていて、僕も実行委員会のひとりなんです。だからマルシェの企画会議にも参加するし、洛西のデザイナーさんと一緒にチラシを考えたりもしています。
fuf
料理以外にも、ディレクターやコンダクターと呼ばれるような役割をされているんですね。
シェフ
カタカナの肩書は、なんかこそばゆいですね(笑)。あっ、でも名刺の肩書は『食リエイター(クリエイターと読む)』だった!(まぁウケ狙いなんですけどね…)あ~、でもやっぱり職業を聞かれると「料理人」と答えるのがしっくりきますねぇ。
fuf
巷では「西村シェフ」とも呼ばれていますもんね。ちなみにツアーガイドはどんなことをされているんですか?
まちあるきミニツアー
fuf
たけのこ掘りや収穫体験、神社でのお鍋なんて、地域に根付いた人ならではの企画ですね。では、これからの展望を聞かせてください。
fuf
新たに『食の学校』『アン・オー 京都嵐山』が始まるんですね。
身近な里山「大原野」で食育
洛西・大原野の食を嵐山で発信
まちあるき、食育体験に興味があるんだけど?
fuf
誰でも西村シェフにツアーガイドをお願いすることができるんですか?
シェフ
もちろんウェルカムです。ツアーガイドやお料理教室など、食に関わることなら何でも気軽に問い合わせてもらえればと思います。
fuf
『料理や食に困ったら、西村シェフに相談!』ですね。